2003/03 開拓に北山さん、飯山さん参入!(Video付き)


駐車場で道具を調える両氏

 飯山さんは一番大きいハングの直登ルートにボルトを打ち終え、かなり大きい浮き石を幾つも剥がして、トライに集中しました。

開拓準備中の飯山さん


開拓中。きついルーフ(ルーフの左から上がって、右に移る途中)


上部も薄被り


ルーフはボルト打ちも大変そうでした
甘い穴やクラックを使い、トゥ・フックその他、巧みなフットワークを駆使して、かなり極限的なムーヴは完成されました。

出だし
ハングは超ストレニアス、途中のクリップも少しランナウトして腰クリップ、抜けた後も、渋い登りが続き、頗る厳しいルートでした。

問題のルーフのトライ


結局、何便か出したのですが、RPならず。秋過ぎにリベンジに来るとのこと。グレードは5.13c upper、ロープスケールは28mくらいでしょうか。常人の拓いたルートでは九州最難(常人ではない方々のルート・・・「ダチュラ」など・・・は除いて)ではないでしょうか。しかも最後のあたりのトライで、重要な穴の縁が欠け、更に厳しくなっております。

 北山さんは、大ハングの左の直登ルートにボルトを設定しましたが、出だしがアンダーから甘い穴の縁を使ってのランジ気味の課題となり、ボルダー1級か初段程度ではないかとのこと。まだ復調されていないため、右から登ってトラバース気味に小ハングの下に合流。このハングは登るプログラマさんが可能性が薄いと見ていたところですが、ホールドがあったようで、そのあとランジで次のホールドに決め、微妙なムーブをつないで直登してしまいました。

左が北山ルート、右が飯山プロジェクト


ハング越え


抜けてからの方がきつい?
しかしこちらもRPはできず、公開プロジェクトとしました。グレードは5.12aはあるとのこと。ロープスケールは23mくらいに思えました。

 暗くなったアプローチを登り返し、お二人は岡山(帝釈峡だったと思います)向けて出発されました。お疲れ様でした。

左から、飯山さん、長友、北山さん


 以下は、開拓の様子のムービーです。コンテンツにはムーヴのシークエンスが含まれています。オンサイト狙いの方はご覧にならない方がいいと思います。(このビデオが見られない場合は Quick Timeの無料ダウンロード によって見られるようになるかもしれません。)

飯山健治さんプロジェクト(5.13c?) mov形式。10MB, 4分。

北山真さんルート(5.12a?) mov形式。15.1MB, 3分37秒。

おまけmov形式。25.9MB, 5分25秒。