お勧めルート:
「ニードル左岩稜」
取り付き:3通り選べる。易しい順からいくと、A.一番右(アプローチの踏み分けから、ちょっと小岩を登ったところ)の階段状(オリジナル)、B.そのすぐ左のダブルフレーク、C.一番左のフェイス(アプローチの踏み分けから一番近い)。
まずはダブルフレークで(VI)。ダブルフレークは中間〜大きめのカムが3〜4個必要。ただし、最初のフレークにカムを噛ませると、トップは筋力を消耗し、フォローは回収が大変。グランドフォールが怖いけど、ここはハイボルダーのつもりでノープロテクションでいくとスムーズ。ただし、心配な人はカムを噛ませてください。当方、責任は持ちません。何事も自己責任で。
出だし。レイバック気味に行ってもいいが、私はジャミングががっちり効いた。
ここまで来れば楽だ・・・とはいえプロテクションがないと緊張する。二つ目のフレークもカムを使う。
2ピッチ目:狭いフレーク。一番小さいカムがあると安心。フレークを抜けてトラバースするところも核心。小さなポケットがスタンスに使える。VI-。
フレークを登る
ピッチ終了の立木の所からピッチを振り返る
3ピッチ目:クラックシステムを使ったり、かえって使わない方が楽だったり。で、ニードルの頭に。V+。
クラック部分にはピンがないのでキャメロットの#1〜2を持参のこと。
壁側から見たニードルの頭
懸垂下降:15mのラッペル。コルから壁に向かって左の下降路に降りることも出来る。
懸垂下降中
4ピッチ目:右の方からも行けるらしいが、VIの小スラブを登る。短いので更に登ってもいいが、ロープの流れと岩のグレードと脆さを考えると、いったんスラブの上の草付きバンドで切った方が無難。
5ピッチ目:被り気味の脆そうなクラック。リングボルトも浅打ちハーケンも抜けそうで怖い。小さめのカムが2〜3個必要。IV+とのこと。
4ピッチ目:フォロー中。ワンポイントだけどちょっと厳しい。ただし高度感はないので安心してトライできる。
5ピッチ目:トラバース後、クラックに取り付く
5ピッチ目:フォロー中。なんかすごいムーブだ!?
結構奮闘的なピッチです
6ピッチ目:割と簡単なフェースを終了点まで。V+。ただしピンが少なく、ルートがわかりにくい。ニードルは風が強く、声が通らない事が多いので、ホイッスルなんか用意して合図を決めておくとよいでしょう。お疲れさまでした!
左のフェイスから取り付くバージョン。3P目から合流する。
1P目(5.10a?)と2P目(5.10c)を仰ぐ
1P目をリードする
1P目をリードする
3P目のクラック
3P目
ニードルの頭直下
ニードルの頭直下
ニードルの頭にて
ニードルの頭にて
参考:
比叡I峰「ニードル登攀」
and
ニードル左岩稜スーパー
and
ダブル・フレーク
in
宮崎てこてこ山歩き
(by 水流渓人)
参考:
比叡山ニードル左岩稜
in
INSPIREPEAK
(by T.Sugama)
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